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■ 中国が米国から輸入しているモノ
すっかり暖かくなり、桜も例年より早く満開だそうですね。
ここ数日良い天気も続いています。

KAUぞうのところの本社事務所、お台場やレインボーブリッジを見渡せるビルの最上階で、とにかく見晴らしはすごくいいんです。

今日も打合せするのに会議室に入って窓の外を眺めながら、

「いい天気だねぇ」

なんてやってました。

「でもなんか霞んでるねぇ」

「春霞ってやつじゃない?風流だねぇ」

なんて会話をしてたんですが・・・

そのあとスマホに配信されたニュースを見たら、

「関東 PM2.5濃度高め 霞む空」
「今年初『黄砂』飛来か 近づく赤茶の帯」

だそうな・・・。
全然「春霞」なんてのんきな話じゃないですね。

花粉も「スギはピークで次はこれからヒノキが」なんて話だそうで。

当分外出の際にマスクは欠かせないかもですね。


さて、見通しが霞んでいると言えば(ウマい)、国際、国内とも政治の行き先がなんとも不透明になって来ました。


米国トランプ大統領、ついに本性を現したというか、まさかここまでやるかというか。

「米国第一」として、「鉄鋼とアルミニウムに追加関税をかける」と言い出したのが今月3月1日。

各国が対象除外のために動き始めたところに、3月22日は

「中国による知的財産の侵害がある」

として、中国からの家電製品など約1300品目の輸入に対して500~600億ドル
(約5・3兆円~6.3兆円)相当の制裁関税を課すよう指示する大統領令に署名。

一気に「米中貿易戦争突入か?!」なんていう事態にまで突入しちゃいました。


・・・えー、KAUぞうの能力ではこれ以上のフォローや解説は無理なんで、この手の話が延々続くかを思った皆様、ご安心ください・・・・


で、国際物流の話です。

実はですね・・・って程のことではないんですが、確かにここのところのアジアから米国向けの輸出は増えています。

コンテナ数量ベースですが、2月のアジア18ヵ国・地域発米国向けの貨物は、過去最多を記録。
前年同月と比べて19%も増えてるんです。

もっともこれは今年は旧正月(春節)が去年より遅かった影響が大きいようですが。
(去年が1/26、今年が2/16)

一方米国発アジア、特に中国向けの貨物は減少が続いています。

米国発のコンテナ数量は、集計に時間がかかるのか情報更新がちょっと遅くて昨年12月のものですが、9ヵ月連続の減少でした。
(以下も含めデータは日本海事センターHPによる)

それでは米国から中国にどんなモノがどんな風に動いているかみてみると・・・。


1位 「紙、板紙類及びその製品」で33.3%減。15 ヶ月連続の減少。

2 位 「木材及びその製品」で53.2%の大幅増、かつ4 ヶ月連続で2桁の増加。

しかし

3 位 「動物用飼料」21.0%減で22 ヶ月連続の減少。

4 位 「家具及び家財道具」4.5%減で3 年ぶりの減少。

5 位 「金属スクラップ」30.8%減で 9 ヶ月連続の減少。


今回調べてみて、また皆さんも以上のリストを見て感じたと思うんですが、コンテナ数量ベースでみると、

「紙」とか「木材」とか「飼料」とか「家具」とか「金属スクラップ」とか、

米国から中国に輸出されている貨物の上位ってそんなものなの?!

ってのがちょっとびっくりでした。


もっとも考えてみたら、実は日本から中国向けのコンテナ貨物も、もちろん金額ベースでは工作機械とかが多いんでしょうが、金属スクラップだとか廃プラスチックだとかが結構多くを占めています。

最近も、

「1月の日本発中国向けコンテナが5カ月連続減少。前年同月比8%減。中国の資源ごみ規制が影響」

なんていう記事が海運関係の業界紙に載ったりしています。

昨年後半くらいから中国がスクラップなどの資源ごみの輸入規制を強化していて、その影響が日本から中国に向かうコンテナ数量の8%にまで及んでるんです。

米国からの「金属スクラップ30.8%減」なんていうのもおそらくこの中国の規制の影響だと思います。

あくまでコンテナ数量ベースの話ですが、米国、日本から中国に運ばれている貨物のイメージ、ちょっと修正しなくちゃいけないかもしれませんね。

それにしても、米国と中国、政治的にも経済的にも巨大なこの二国に、世界はこれからどんな風に振り回されて行くんでしょうか。

そして国際物流と国際物流業界、KAUぞうのところと、KAUぞうの未来・・・・具体的に言うと4月の昇給は・・・。


いかがでしたでしょうか。
読んで、少しは「へぇ」と思っていただけたのであれば幸いです。


引き続きご愛読のほどよろしくお願い申し上げます。


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[2018/03/29 16:38] | 時事ご案内 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
■ 行く人来る人
2月も終わりとなり、日差しも伸びて少し春めいてきたでしょうか。

季節の変わり目、これからの時期、雨や風や、さらには花粉など、
それなりに落ち着いていた冬に比べて、毎日天候が気になるようになりますね。

3月に入ると卒業式のシーズンです。
そして4月には新入学、新入社のシーズンを迎えます。

今回は業界ネタから離れて、ちょっとそんなことについての話を書きます。


何度かこのブログでも「新入社員まだ募集中です!」とか書きましたが、
お陰様で1月に3人目の内定者が決まり、2018年4月は予定通りの採用をすることが出来ました。

昨年2名、今年5名と、この2年で合計5名のフレッシュな新人を採用できたんですが、一方で去っていく方もいました。

昨年11月には、当社の前身である富士浅野海運時代に大学新卒で入社された大先輩が、定年退職を迎えました。

また、こちらがメインの話になるのですが、昨年9月、現役の取締役会長である小池憲二会長が急逝されました。

ちょうど70歳。

高卒で富士浅野海運に入社され、35年前に共同フレイターズがそこから分社した際に当社に移られ、そこから叩き上げで社長、そして会長までなられた方です。

18歳から70歳まで。実に52年間、当社に、そしてこの業界一筋ににいらしたことになります。

ホームページと公式FBページでも告知させて頂いたのでご存知の方もいらっしゃるかと思いますが、先週金曜日2月23日にその「小池憲二を偲ぶ会」を横浜中華街にあるローズホテル横浜にて開催させていただきました。


こういう会についてどういう表現をすればよいのかよくわかりませんが、大変「盛会」で、たくさんの方にお出でいただき、大変立派なお別れの会を行うことが出来ました。

現社長の挨拶に始まり、30数年来公私ともにお付き合いのあったお客様や業界で50年来の付き合いがあり、一時期当社の取締役も務めて頂いたOBの方など、計5名の方から追悼のお言葉を頂きました。

みなさん大変感動的で、会長のお人柄が偲ばれるエピソードやお話を頂いたのですが、KAUぞうが中でも一番うるっと来そうになったのが、始めの方で紹介した、昨年11月に定年退職された先輩のお話でした。

いくつかされた思い出話の中で、特に記憶に残ったのがこんなエピソードです。


もう30年以上も前、先輩が横浜支店で輸入通関を担当されていたころ、小池会長が直属の課長だったそうです。

ある時輸入申告で大失敗をしてしまい、本来より100万円も多く税金を納めてしまった。
これはもう責任を取って会社を辞めるしかない、そこまで思い詰めていたところ、当時課長だった小池会長から、

「明日一緒に税関に話に行ってやる。そのかわり朝7時に会社に来い」

と言われたとのこと。

言われた通り翌日朝7時に出社すると、小池会長は一人で机に向かって仕事をしていて、特に声をかけてくるわけでもない。

税関が開くのは8時半ですから、それまでどうするのだろうとは思っていたのですが、小池会長は黙々と仕事をしているだけ。

仕方がなく、自分の机で、どうなるのかという不安を感じながら、じっと座って待っていたそうです。

8時半前になると、小池会長は「それじゃあ行くか」と声をかけてきて、一緒に税関に向かいました。

税関に話をしたところ、幸い寛大な処置を頂き、加納税分については他の申告の税金に充当することを認めてもらうことができ、会社に損害を与えずに済むことが出来ました。

帰り道、ようやくほっとした先輩に小池会長は声をかけ、

「お前は7時に来いと言ったらきちんと時間通りに来てくれた。
俺が黙って仕事をしている間も自分の席に座って、不安な思いと向き合いながらじっと待機していた。
そういうお前の気持ちが税関に伝わったんだぞ。」

と言ってくれたとのこと。


・・・・なんでしょう、今の時代の、効率性とか、すぐに再発防止策がどうとか、もちろんそういうことも大事ですが、それと違った時代の、違った世界の、仕事との向き合い方、「上司」と言う存在のあり方がしみじみ伝わってくるエピソードで、不思議な感動を覚えました。

KAUぞうも、昨年や今年の新入社員に、ウン十年後にこんな素敵なエピソードを語ってもらえるような立派な上司になりたいなと思います。

・・・・逆にすぐ上司になられちゃったりして・・・・・。



いかがでしたでしょうか。
読んで、少しは「へぇ」と思っていただけたのであれば幸いです。

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[2018/02/28 11:03] | 共同フレイターズに関して | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
■ 年末年始、東京港の大混雑継続中
さすがに今更ではありますが、皆さま新年あけましておめでとうございます。

早いものでもうすぐ1月も終わり、1年の12分の1が終わりますね。


ところで先日の大雪の影響、いかがだったでしょうか?無事帰れましたか?

KAUぞうのところも、「早く帰りなさい」指示が出て、早く帰れる人から帰りました。

でも結局、「早目に帰って良かったぁ。もう少しで電車が止まるところだったよぉ」ってのは一人くらいで、あとは各社一斉の早目帰宅による混雑や電車の遅延で、ものすごく時間がかかった、苦労したって人の方が多かったようです。

逆に、開き直って8時過ぎまで仕事してた人間の方が、「電車空き空きで余裕で座って帰れました」って結果だったそうで。

こういう場合の帰宅のタイミングって難しいですよねぇ。
遅い方が簡単に帰れたってのはあくまでも結果論で、もしかしたら電車がもっと止まっちゃってたかも知れませんし。

あの雪の影響で首都高を始め高速道路がかなり閉鎖され、トラック輸送はかなりダメージを受けたという報道がありました。

幸いKAUぞうのところでは、お客様への納品等で雪による直接の影響はあまりなかったようです。

・・・が、雪の影響とかではなく、年明けから港、特に東京港の混雑で、お客様にご迷惑をおかけしている状況が続いています。

今日はその辺の状況についてのご説明といいますか言いわけと言いますか・・・です。


毎年この時期、年末年始から春節=旧正月にかけての時期は港湾や輸送が大変に混雑します。

日本は年末年始に結構まとまった休みになる会社様が多いですが、海外はそれほどでもなく、普通に船は入って来ます。

一方、中国・東南アジアは旧正月=今年は2月16日=の方が「本当の正月」で長い休みになります。

国土の広い中国では、海岸部から内陸への帰省に3日とかかかるので、工場が何週間も休みになったりします。

その為、その前後に駆け込みとスタートで毎年貨物が大量に動くんですね。


そんな中でも特に今年は世界的な好景気で貨物量自体が増えているためか、ここ数年なかったくらいのかなりひどい混雑状況になっています。

年明けの東京港ではコンテナの積み下ろし場所であるコンテナヤードがいっぱいなため、本船が入港しても接岸出来ない、接岸できてもコンテナが下せない、そんな状況も発生したとのこと。

京浜港で本船のスケジュールにまで影響を与える混雑ってのは、今までほとんど聞いたことがないです。
港に入る順番を、「横浜を先に入港することに変更」くらいはありましたが、入港後沖での滞船なんてのは少なくともここ数年は無かったんじゃないでしょうか。

一時期よりも改善されたといわれていたコンテナ搬出入も、この年明けに関しては無茶苦茶になっています。
空コンテナを下すのに4時間、やっと空を下してもらって次に実入り(中身の入った)コンテナを積みにいったら今度は5時間待ち、そんな状況も頻発しているとのこと。

コンテナ1本下して積むのに9時間、10時間・・・。

ただでさえドライバー不足、ドレー不足が問題になっている中で、これではまともに物流が回るわけがありません。

また、差し障りがあるかもしれないんであれですが、昨年末に新たにオープンした某コンテナターミナルがうまく動いていなくて、そこに関しては空コンテナ下ろすだけで7時間待ちという「新記録」が発生しているそうです。

KAUぞうのところでは、ドライバーさんに少しでも早くコンテナの積み下ろしをしてもらうため、乗用車でドレーの列に並んで下したり積んだりしてもらう順番取りをしています。そうでもしないと、全然予定通りにコンテナを運べないんです。

というか、それでも結局間に合わなくて、予定よりも納品が1日遅れたりしています。
そうすると次の日も目一杯予定が入っているんで、玉突き的に予定がずれちゃって・・・。

結局お客様の倉庫の方に無理をお願いして、本来お休みの土曜日に作業をして頂いてなんとかスケジュールを取り返して。
ところが翌週また・・・。

年明けからそんな状況がずっと継続中です。

KAUぞうのところも乗用車で並んでいる間、当然他の仕事ができません。そうすると今度はKAUぞうの会社で本来やるべき仕事の方にしわ寄せがきて、大忙し・・・・。


これはKAUぞうのところだけじゃなくて、東京港の貨物を取り扱っているすべての同業者さんも同様の状況です。

東京港のコンテナターミナルの整備計画もいろいろ立てられてはいるようですが、このままではとにかくみんな擦り減っちゃいますよね。

特にコンテナを運送されるドレー業者さん。

コンテナを下して積むのに5時間も6時間も7時間も8時間もかかってるのに、もらえる料金はそこから納品先までの運送料だけ。
こんな状況では商売としていつまでも続けられるわけがありません。

そうなるとまた業者さんが少なくなってコンテナが運べない・・・。
悪循環になりかねない本当に危機的状況だと思います。


そんな状況なので、とにかく輸送のオーダーを受けてもらうのが大苦労。
すでに予定が2月半ばまではいっぱいで、何とか「ねじ込んで」もらっている状態です。

荷主各位におかれましては、輸出入のご予定がありましたら、特に陸送について何卒少しでも早目のスケジュールの御連絡を頂けますようお願い申し上げます。


・・・今回は落ちの無い、ちょっとシリアスな話になっちゃいました。
あと数週間、なんとか乗り切らなきゃです。


いかがでしたでしょうか。
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[2018/01/30 16:09] | 通関業・基本 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
■ 2017年を振り返っての雑感
いよいよ2017年もあとわずかとなりました。

毎年1年がどんどん短くなっている気がします。

でも振返ってみると、あれも今年か、これも今年か、と、思ったよりもいろいろと「今年」起きたことだったりしますね。

KAUぞうのところもほんとにいろいろあった年だったんですが、ここらでこの1年を少し振返ってみようかと思います。

決してネタに困って適当なこと書いてお茶を濁そうとしているわけではありません・・・。


2017年、貿易や国際物流に関連して・・・って、それだけじゃないですが、やはり一番大きな事件は米国トランプ大統領の誕生ですね。

トランプ大統領の登場と離脱表明によって、さんざん苦労の末にようやくもうちょっとのところまでこぎつけたTPP(環太平洋戦略的経済連携協定)が吹き飛んじゃいました。

日本でも賛成派と反対派の議論がありましたし、「結局米国による経済侵略だ」的な意見も耳に入って、そうかなぁ、なんて思ったりもしてたんですが・・・・トランプさんの「米国第一」には反したようです。


また、国際物流貨物の増加率が世界の経済成長率を下回る=つまり経済成長しても貿易量や貨物量が増えない=という「スロートレード」なんていう現象が取りざたされました。

それに、中国の経済が失速するんじゃないか、なんて話もありましたね。

つまりは、KAUぞうのところがその末席に連なる、国際物流業界はどうなっちゃうんだろう、と心配になる2017年のスタートだったんです。


ところがこうして12月になってみると、結果は・・・。

ホームページのショートニュースにも載せてますが、

生産が一時止まったことと国際的な貨物量の増加でコンテナが不足。

アジアから北米向けのコンテナ貨物量は過去最多の8ヶ月連続の対前年増加。

11月の日本からアジアへの輸出額は過去最高で対アジアで6ヵ月連続の貿易黒字。

KAUぞうのところの実感としても、今年の年末はドレー(コンテナを運ぶトレーラー)の不足がすごくて、11月末の時点で「12月はもう一杯」なんていう外注業者さんがいる状況でした。


とにかく米国経済が順調で、世界経済も好調、国際物流貨物も順調に伸びて、予想に反してと言いますか、経済的には結構いいことづくめの2017年でしたね。

一方地政学的・・・っていうんでしょうか、政治や軍事の世界では、北朝鮮のミサイル発射が繰り返し行われたり、世界中のあちらこちらでテロが起きたり、

いや、これ、どれくらい気にすればいいの?
てゆーか、気にしたとしててどうすればいいの?

的な事もたくさん起きましたね。


日本は徐々に2020年のオリンピック・パラリンピックに向けて盛り上がってきた感があります。

オリンピックに向けて東京港のアクセスも絡み、果たして間に合うのか気になる、KAUぞうのところからよく見える築地市場も、ようやく移転の日程が決まりました。


さて、今年もあとわずか。

来年2018年はどういう1年になりますか。
皆さんにとってすばらしい年になることをお祈ります。

良いお年をお過ごしください!


・・・・ふぅ、なんとかいろいろ書けたな・・・・


いかがでしたでしょうか。
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[2017/12/22 17:52] | 共同フレイターズに関して | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
■ 通関士、通関業と言う仕事
寒くなりましたね。
朝起きるのがつらい季節になって来ました。

昼間は暖かいと思っても、日が陰ったり風が吹いたりすると途端に寒くなりますね。

先週あたりから冬用のコートを着始めたのですが、うっかりコートを着たまま電車に乗ると、暑くてたまらなくなる時があります。

特にラッキーにも座れた時、あの電車のシートの暑さ、というか熱さ、ちょっと異常じゃないかと思うことがあるんですが皆さんどう思われますか?

気付くと汗だくで暑さに耐えていたりして、また電車を降りて外に出ると途端に北風ぴゅーぴゅー。

この季節は気を許すとすぐに風邪をひきそうです。


11月24日の金曜日、10月1日に行われた第51回通関士試験の合格発表がありました。

KAUぞうのところからも、今回は無事1名合格者が出ました!パチパチパチッ

今回の通関士試験、申込者が8,627人、実際に受験したのが6,535人。
合格者が1,392人で合格率21.3%。

この試験の合格率、50年前の最初の頃は20%とか30%とかあったんですが、徐々に難しくなって、去年が9.8%、一昨年が10.1%、その前が13.2%、11.7%と言う感じでした。

あまり合格率が低くなると、難易度を調整するのか翌年は合格率が上がって、合格率が上がりすぎると翌年はまた難しくなって、と言うサイクルを何年かおきに繰り返しています。

その意味で、今年は合格を狙うには結構「お得な」年でした。

以前通関士試験ネタで書いた気がするんですが、3科目の試験科目の内、通関業に従事して5年以上になると1科目免除、15年以上になると2科目免除、という制度もあります。

でもやっぱり5年経つ前、「3科目受験して合格」ってのが格好いいですよね。

今回のKAUぞうのところの合格者は、中途入社2年目の方なんで、堂々の3科目受験での合格
です。
目一杯誉めてあげたいと思います。

〇〇君、エライ!良くやった!!


・・・・さて。

KAUぞうのところでは、2018年3月卒業生を今も絶賛募集中で、先日、2019年卒分も含めて某求人サイトに掲載をお願いすることにしました。

その時、自社の「業種」を選ぶんですが・・・難しいです。

一応「物流、海運、陸運」というカテゴリーにしましたが、どうもちょっと違うよなぁ、と言う感覚をぬぐいきれません。

だからと言って、商社でも貿易会社でも無いですよね。

普通の「物流業」との最大の違いは何か、ちょっと書いてみます。


普通の物流であれば、貨物の詳細はあまり関係ありません。
もちろん壊れ物かどうかとか、生鮮品や冷蔵品じゃないかとか、「運ぶ」上で必要な情報はあります。

でも「通関」を含めた物流となると、もっとずっとくわしい貨物の詳細情報が必要になります。

例えば「服」であれば、梱包した箱の大きさや重さだけじゃなくて、

男性用か女性用か。
ズボンなのか、シャツなのか、セーターなのか上着なのか。
シャツであればどんな形なのか。
生地は織ったものか、ニットなのか。
材質は何か。
刺繍はあるか。
生地に使っている糸の太さは。

・・・・モノによりますが、こんな具合に、細かく細かく貨物について知らなければなりません。

また、「貿易」に関する知識も必要になります。

原産地はどこか。
インボイス建値・貨物の受け渡し条件は何で通貨は何か。
商品代以外に記載されているのは何の費用なのか。
値引きは何の値引きか。
ブランド使用の契約はどうなっているか。

・・・・等々。

それと、食品衛生法だとか、植物防疫、動物検疫、薬事法、貿易管令・・・等々で問題になる貨物ではないか、等の知識も必要になります。

「△△が横浜港に到着するんで、◇◇の倉庫まで運んでください。」
「いや、あのそれ、薬事法の許可と免許がないと輸入できないですよ」

・・・廃棄・・・・

・・・なんてこともたまにあります。


もちろん大きくは「国際物流」「海運」「陸運」の仕事で間違いではないんですが、「通関」が絡むことで、「普通の物流」の仕事とは、大きく違ってくるんですよね。

身につけるべき知識や経験がたくさんあって、それだけに奥が深いの通関の仕事です。

どうですか、これを見ている学生の皆さん。通関士・通関業ってのもなかなか面白い仕事ですよ!


・・・・・今回はこれが言いたかったのでした・・・・・


いかがでしたでしょうか。
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