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■ 2019年スタート・東京港の混雑のはなし
毎度遅ればせながら、新年あけましておめでとうございます。
平成最後の新年です。

ここのところ、何でもかんでも「平成最後の・・・」って枕詞がついちゃって、最初の内は「おお、そういえば!」なんて思っていたんですが、だんだんもういいかな、なんてなりつつある今日この頃、皆様いかがお過ごしでしょうか。

インフルエンザやはしかが流行したり、とにかくものすごく寒かったり、当たり前ですがすっかり冬ですね。

年末年始休み明け、旧正月前までの港やドレーの混雑も、例年通りと言いますか・・・な感じです。

・・・いや、実は今回なに書こうかと思って、去年や一昨年の1月のを読み返したら毎年同じようなことを書いてることに気づいて、逆に何も書けなくなっちゃったと言う・・・。

この際開き直って、しつこく「東京港の混雑」の話を書くことにします。


毎年、年末年始の休み明けから、中国が休みになる「旧正月」までの時期、東京港は大混雑になります。
日本が休みの間に港に溜まった貨物、そして中国が休みに入る前に駆け込みで入ってくる貨物が重なるからです。

1月も終わり近くになって少し落ち着いてきたんですが、今年も年明けからなかなか大変な状況でした。

特に1/12,13,14の連休明けの週がかなりすごいことになってまして、コンテナヤードの混雑で、またもや本船が東京港に到着しても、バース(荷降ろし作業をする岸壁)につけられない状況になりました。

そうするとどうするかと言うと、冲で待っているか、先に横浜港に行ってコンテナを下し、それからまた東京に戻って来るか、ということになります。

当然日程がずれちゃうんで、KAUぞうのところでは、散々探し回ってやっと手配してあったドレーがキャンセルになり、また探し直すことになります。

ところがですね、当然その本船に積んである他のコンテナも全部日程がずれるんですから、他の会社も一斉に変更後の日程でのドレー探しを始めるわけです。

こんなのが年末のずっと手前、そして年始から何度も繰り返されいます。

もう、「うわぁ、まいったなぁ」とか「大変だ、どうしよう」なんてのを通り越して、各担当者、みんな淡々と悟りの境地で、黙々とあちこちに電話を掛けたりしてる感じでした。


本船が横浜で貨物を下し終わって、それでも東京のバースが空きそうもないとなると、今度は東京抜港、つまり東京港に寄ること自体をやめちゃいます。

で、東京分のコンテナも横浜に下しちゃって、そこから船会社が、コンテナ用の艀(はしけ)とか陸送で東京港まで回送してくれることになります。・・・これでさらに何日か遅れます。

今回聞いて驚いたのが、本船が一旦接岸してHOTO DELIVERYコンテナだけ下して、また冲待ちに戻ったのがあったって話です。

「HOT DELIVERY」と言うのは、船会社に特別料金を払ったりして、海外で積み込む時点から「大急ぎだから荷卸し港についたら優先して真っ先に下して欲しい」という手配をしたコンテナのことです。

これは最初に下すんで、オンデッキといって船倉ではなくて船の上の方、積み重ねられたコンテナの一番上の方に積むんですね。

コンテナ船て言うまでもなくすっごくデカいです。
岸壁につけるって言っても、ヨットやクルーザーをつけるのとはわけが違って、時間も掛かるし結構大変な作業だと思います。

それをわざわざ2回もやったってのは、そのHOT DELIVERYのコンテナを下さないと、横浜に行っても下にある他のコンテナが下せないとか、なにかよほどの事情があったんじゃないでしょうかね。


年末年始に限らず、ここのところ東京港はずっとヤードの混雑と、ドレーの不足が続いているんですが、一つの原因はコンテナ船の大型化です。

以前はコンテナ500個とか700個積み、なんて本船も結構あったんですが、ちょっと調べてみたところ、今は最大で9600TEU、平均して5590TEU積みの本船が東京に入港しているそうです。

今は各船社ともどんどんコンテナ船の大型化を進める方向にあります。
いっぺんにたくさん運んだ方が効率いいですし、1コンテナ当たりの燃料代とか
経費が少なくて済むからですね。

欧州航路では14000TEU積みなんてのも普通に運航しているようですし、最大は21100TEU積みだそうです。・・・今東京に入港している船の、2倍、3倍の大きさって、ちょっと想像つかないくらいですね。


そんな中で、昨年の東京港の混雑の動きをみると、以前あったような「どこそこのコンテナヤードが慢性的に混む」というのではありませんでした。
そうじゃなくて、本船が着くたびにあちらのヤード、こちらのヤードが「日替わり」で混雑した感じでした。

船が一隻着くと、以前の数倍から数十倍もの量のコンテナが一度に下されるわけですから、それはまあ混雑しますよね。

コンテナ船の大型化って、正に部分最適と言いますか、積み下ろしする港湾側の態勢・・と言っても、岸壁の水深とか、積み下ろしするクレーンの大きさだけでじゃなくて、運用などのソフトも含めた全体として態勢を考えないと、結局ものすごく非効率なことになっちゃってるのが現状な気がします。


今年の旧正月は2月5日。

いつもならもっとぎりぎりまでドタバタしているんですが、すでに少し落ち着きつつあって、今年は全体として前倒しで動いたみたいです。

荷主様各位に、東京港やドレーの混雑状況についてご理解いただき、かなり余裕を持って動いて頂いたお蔭だとの話も聞きました。
ありがとうございました。


と言うことで、何とかひとつのピークを乗り越えつつあるんですが、怖いのは今年の、そう、「あれ」です。

・・・・ゴールデンウィーク10連休!!

KAUぞうの業界に限らず、誰も経験したことが無いこの事態、何がどうなることやら・・・。


いかがでしたでしょうか。

読んで、少しは「へぇ」と思っていただけたのであれば幸いです。

引き続きご愛読のほどよろしくお願い申し上げます。

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[2019/01/29 16:30] | 時事ご案内 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
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