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■舛添都知事辞任と東京港の行方
舛添要一東京都知事が、「ついに」と言うべきか、「やっと」と言うべきか、辞任しました。

一応決着はついたものの、一連の公私混同について、「違法ではないが『不適切』」と言う結論。
しかも辞任したことでこれ以上の情報開示もないままという、なんとなくもやもやした終わり方です。

今回の辞任の経緯について賛否はあるものの、とにかくこれで、なんと3年間で3度目の都知事選を行うことが決定しました。

選挙の経費に50億円近くもかかるそうで、いろいろと政策の実行も滞るし、とにかく都民にとっていいことではありません。


ところで現在空席となった都知事ですが、都の行政の責任者であるだけではなく、実は国内最大のコンテナ港である、東京港の「港湾管理責任者」でもあることをご存じでしょうか。

しかも東京港の運営について、このところちょっとゴタゴタした経緯がありました。今日はその辺のお話をさせて頂こうか思います。


東京、川崎、横浜の三つの港を合わせて「京浜港」という呼び方をします。それぞれ都や市、その外郭団体や第3セクターが管理者です。

かつては世界貿易港のランキングで上位を占めていた横浜港、東京港ですが、年々地位が低下し、何らかの対策が必要との気運が高まっていました。

そんな中、2008年に石原慎太郎都知事が、将来の経営一体化構想も含めた、京浜3港の「包括連携協定」を電撃的に発表します。3港が連携することで、ひとつの「京浜港」として振興を図ろうという計画です。

これに対して2011年に国は港湾法などの改正を行い、「国際コンテナ戦略港湾政策」というのをうち上げました。

簡単に言うと、東京、川崎、横浜の京浜3港を「国際戦略港湾」と位置付け、港湾運営会社を設立して管理運営を統合。そこに国が資金を出して整備などのテコ入れをしよう、というものです。

石原都知事の構想の影響を受けて・・・なのかパクったのか、言い方はいろいろありますが、自治体の横の連携ではなく、国が金と手を出して京浜港の一体化を進めよう、と言うことです。

しかし石原知事の後任の猪瀬直樹知事は「東京港運営への国の関与に反対」・・・してすぐに辞任。

続いて登場した舛添知事も、この「国の関与に反対」の流れを受け継ぎます。

結局東京港は不参加のままで、今年2016年1月に横浜港と川崎港の2港のみで「横浜川崎国際港湾株式会社」が設立されました。

3月には港湾運営会社に指定され、国が出資を行い、横浜港と川崎港の国が金と手を出しての一体運営がスタートしました。

そこに今回の都知事=東京港湾管理責任者の辞任です。

つまり「国の手出しは無用。東京港は都が独自で運営するぜ!」とタンカを切ってバスの発車を見送ったところで、その責任者がいなくなっちゃったわけですね。

しかも東京の港湾地域には、2020年のオリンピック会場もたくさん出来る予定です。

このままオリンピックを迎えると、港の物流がマヒするんじゃないか、なんてことも言われていて、東京港は周辺道路の整備などいろいろな課題が待ったなしの山積み状態です。


ところで、この間いらっしゃったお客様が会議室の窓からの景色を見て、「あのあたりみんなオリンピック会場の工事ですよね。」と言われました。

これが会議室の窓から撮った写真です。

会議室の窓から撮った写真


正面の帆船とその向こうの三角屋根のあたりが晴海の客船ターミナル。その向こうが有明です。

そしてオリンピック競技場予定地の地図がこちら。
http://2020tokyo2020.com/jp/olympic/stadium.html

ちょっと縮尺を小さくして頂くと見える、浜離宮の下、「竹芝」駅のあたりから、晴海越しに有明方面を見てるんで、確かにオリンピックの会場みたいです。


オリンピックや東京港の未来のためにも、来たる都知事選挙、今度こそ途中で辞任なんてことのない、しっかりした人を選びたいですね。

・・・ところでKAUぞうのところの社員、住所を見てみたら東京都民は4分の1もいなかったことはここだけの秘密です。


いかがでしたでしょうか。

読んで、少しは「へぇ」と思っていただけたのであれば幸いです。

引き続きご愛読のほどよろしくお願い申し上げます。


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[2016/06/23 18:00] | 時事ご案内 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
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