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■KAUぞうの通関業・輸出入手続きの情報|海上コンテナのお話(第4回)
まだ残暑の厳しい日もあるとはいえ、空の色はすっかり秋めいてまいりました。

結局8月は一回もブログの更新をしなかったKAUぞうです。

皆さん、ゆっくり夏を楽しまれたでしょうか?


KAUぞうのところは物流の仕事ですので会社全体の夏休みはありません。

そのかわり7月から9月のまでの3ヶ月の間に、交代で4日間の夏休みを取ることになっています。

KAUぞうも夏休みをとって海に行ってきました。

ただお年頃ですし(?)日焼けすると後がつらいんで、ラッシュガードっていうんですか?

そのまま水に入れる、フードつきの長袖パーカーをずっと来てたんですが・・・

手首から先だけ真っ黒に日焼けして見事に皮がむけました・・・。



さて今日は、前々回6月に続いて「海上コンテナのお話その4」です。

この間はコンテナの種類の話で、変わり種のフラットラックコンテナをご紹介したりしました。

今回も種類といえば種類の話ですが、そのコンテナが「誰のモノか」による違いのお話です。


もう忘れちゃってるかと思いますが、コンテナのお話その2の時、

「ふつうコンテナは船会社から借りるんです!」って話と、

「S.O.C=SHIPPER OWNER CONTAINER コンテナ」という、輸出者の所有するコンテナを使う
場合もある、

というお話をしました。


実はもう少し細かく言うと、船会社から借りるコンテナにも、

「船会社の所有するコンテナ」と、「船会社がコンテナのリース会社から借りているコンテナ」

の2種類があります。

海上コンテナのことを「バン(VAN)」て呼ぶんですが、

船会社の所有するバンを「自社バン」、リース会社から借りているコンテナを「リースバン」と呼びます。


そんなトリビアな話、関係ないやとお思いでしょう。

しかしこれが実際に輸出する時に大きな意味を持つ場合があるんです。


以前KAUぞうのところで実際にあった話です。


お客様から中東向けお荷物の輸出手配のご依頼を頂きました。

船会社にBOOKINGを入れ、指定のコンテナヤードから空のコンテナを受け取り、

お客様の倉庫に運んで、荷物を詰めて頂きました。

次に荷物の詰まったコンテナを船会社指定のコンテナヤードに運んで、そこで船会社に渡します。

ところがコンテナを運んだドライバーから連絡があって、「コンテナヤードが受け取ってくれない」って言うんです。


たまに、

片荷(荷物が片方に寄っちゃった状態)でコンテナが傾いてるんで、危ないからこれでは
受け取れないとか、

貨物の中古の自動車部品からオイルが漏れちゃってるから受け取れないとか、

そういうことはたまにあります。


しかし、今回の理由は、

「自社バンだから受け取れない」というものでした。


なんのこっちゃと思いますよね?KAUぞうも最初意味が分かりませんでした。

事情を聴くと、実はこういうわけだったんです。


BOKKINGを入れた船会社は、荷物の行き先の中東の地域と、仲の悪い国の会社でした。

船会社は、何社かで提携して、お互いの持っている船で、共同して世界中の港へ運ぶサービス網を作っています。

でですね、その地域へコンテナを運ぶサービスはやってるんだけれど、その船会社の荷物だってばれると、

嫌がらせされたり、積んでいる船が攻撃されたりすることがある、

って言うんですね。


船会社の自社コンテナだと、思いっきり横っ腹にその会社の名前が書いてあります。

それに色も、遠くから一目でその会社のコンテナだって、わかる色に塗ってたりします。

だもので、その港への輸送を引き受ける条件が、「リースバン使用」だったんです。

そういう指示を出していたにもかかわらず、空コンテナを渡す時に、コンテナヤードの人が間違えて自社バンを出しちゃったんですね。

どうしたかっていうと、お客様のところまで、中身を詰めた自社バンと、空のリースバンを持っていって詰め替えをしてもらいました。

もちろんお客様にしてみたら、とんでもない話ですよね。

KAUぞうのところの担当者は、コンテナヤードの会社の人と一緒に行って平謝りです。



以上「自社バンとリースバンの違い」、

トリビアなようでいて、実際の仕事の上で「この違いが結構重要なこともあるんです」

というお話でした。


いかがでしたでしょうか。

読んで、少しは「へぇ」と思っていただけたのであれば幸いです。


引き続きご愛読のほどよろしくお願い申し上げます。



通関業務代行・輸入手続・輸出手続を代行
します。国際規格とIT化でエキスパートがサポートします。
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[2014/09/08 09:00] | 通関業・基本 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
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