FC2ブログ
■KAUぞうの通関業・輸出入手続きの情報|関税のお話(関税の種類について)
2月に入りました。


雪、降っちゃいましたね。

子供の頃はただただうれしくて「積もれ、積もれ!」なんてやっていた雪も、
いまは「頼むから積もらないで!」って感じです。

平日じゃなかったのがまだしも良かったです。


いまのところ特に報告はありませんが、土曜日に走ってもらったトラックの運転手さん、
どうか事故なく無事に着きましたように・・・。


・・・「雪なんで行けませんでした。あ、それと予定がいっぱいなんで今週はもう無理ですから。」

なんていうパターンの衝撃の来方もあります。





関税の種類についてのお話です。


前回ご案内した、トマトの関税率表のページをもう一度見て頂いていいでしょうか。


あんまりおもしろくないんでざっと説明します。


もともと関税は、表の左側から順番に

関税定率法」で決められた「基本税率」

関税暫定措置法」で決められた「暫定税率」

WTO」、昔は「GATT」でしたが、要は国際的な協定に参加している国だけに使う「協定税率」

発展途上国の貨物に対して特別に関税を安くしてあげようという、「特恵税率」

の4種類でした。


さらにもっと経済的に大変な国には、特別にもっと関税を安くしてあげるという「特別特恵税率」
ってのがあって、これも入れると5種類。

適用順位は  (特別)特恵税率>協定税率>暫定税率>基本税率

これ、入社して最初に覚えさせられるんですが、大体適用できる一番安い税率を使う、って
感じで考えれば大丈夫です。

理屈で言うと特別法で決める暫定税率の方が優先するんですが、基本より暫定の方が高くなる
税番って見た記憶がないです。


さて、これだけでもややこしいところに持ってきて、始まったのがその右側、「EPA」ってやつですね。


皆さんもニュースでWTOの「なんとかラウンド」て聞いたことがあるかもしれません。
もともと丸テーブルを囲んで話し合ったんで「ラウンド」っていうそうです。

このWTOの話し合いが、なにしろ加盟しているのが159か国・地域もいるんでなかなか進まない。

そこで二国間での協定が結ばれ出しました。


日本もシンガポール、メキシコから始まって、ご覧通り、どんどん右に関税率表が伸びてっちゃったんです。

さらにややこしいのがですよ、表を見ていくと「アセアンASEAN」ってのがありますよね。

ところがアセアンに加盟しているタイとかベトナムとも、これとは別に二国間協定を結んでるんです。

税関に申告する時に「協定税率」を適用するためには、間違いなくその国から来た貨物だって事を証明する必要があります。

そのため、輸出国の協定で認められた機関が発行した「原産地証明書」をつけなきゃいけません。

これが協定ごとに様式が違うんです。

タイからトマトを輸入しようと思ったら、タイとの二国間協定と、アセアンとの協定のどっちが税率が安いか比べて、
安い方の協定用の原産地証明書を取ってもらわなきゃいけないんですね。




そんな中で出てきたのがTPPとかの地域協定です。


WTOほどやたら参加国が多いわけでもなく、
二国間よりは多くの国といっぺんに協定を結べる。

賛成・反対、いろいろ論議もあります。


そのあたりはどういう協定になるかの内容・結果次第ですが、

貿易を円滑にするため、

そしてKAUぞうの仕事のややこしさを減らすためには、

もうちょっと貿易に関する協定がまとまってくれるといいのは間違いありません。




とまぁTPPに始まりTPPに終わる最初に考えた「関税の話」はうまく(?)まとまったんですが、


最後にもう一回、別の意味の「関税の種類」の話をさせていただこうと思います。




通関業務代行・輸入手続・輸出手続を代行
します。国際規格とIT化でエキスパートがサポートします。
スポンサーサイト
[2014/02/10 13:12] | 通関業・基本 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
| ホーム |