■KAUぞうの通関業・輸出入手続きの情報|いよいよ、関税のお話
1月もあっという間に最後の週に突入してしまいました。


みなさん、新年のスタートダッシュはうまくいってらっしゃいますでしょうか。

1月は行く、2月は逃げるなんて言います。

今日は無駄話をせず、さっくりと本題の「関税の話その(3)」に入ります。

KAUぞうの無駄話を是非聞きたい、もっと聞きたい、それがなきゃこのブログなんて読まない!という方。

ご要望いただければそのうち「無駄話だけバージョン」をお送りしますんで、どしどしメールください!

・・・無駄話でした。


さて、関税についてです。



まず基本的なことですが、関税がかかるのは輸入の時だけで、輸出の時はかかりません。


ただし、これは「日本では」のことで、国によっては輸出の時に税金をかけるところもあります。
たとえば中国では取っているようです。


この輸入関税、前々回お話した通り、国際条約に基づく「HSコード」=税番で品物ごとに決められています。

あの時例にあげた、野菜か果物かで国際問題になりかけた生のトマトであれば、

”0702.00”です。

ちなみに国際条約により、トマトは野菜と認定されています。

これをどうやって調べるのかと言うと、「実行関税率表」という、一冊2万3000円もする電話帳くらいの厚さの
本がありまして、これに載ってます。

で、長年にわたり、ジャージ姿にサンダルかスリッパ履きのむさい男の通関士が、薄暗い部屋の中でこの本を
めくりながら一生懸命載ってる場所を探してきたわけですね。


(このブログを最初から読んでいない方には意味不明ですね、ごめんなさい。)


・・・・が、いまはインターネットという大変便利なものがありまして、税関のホームページで同じ内容を見ることができます。


これならおしゃれな女性通関士もばっちりです。


下記がトマトのHSコードが載っている、税関のページです。上から2行目がトマトです。

http://www.customs.go.jp/tariff/2014_1/data/i201401j_07.htm



このページ、開いてみていただけましたでしょうか?


なにかあれっ?って思われませんでしたか?


左端にHSコード。

その次が、日本が国内の法律で細分した番号。

次に品名、「トマト(生鮮のもの及び冷蔵のものに限る。)

その隣に関税の税率が載っていると思いきや・・・

5%。一つおいてその右に3%。また一つおいて、今度はずらりと無税、無税・・・。

で、0.4%、・・・・まだ続きます。



そうです。


実は関税って、一つの品物に対してひとつじゃなくて、たくさんあるんです。

これはトマトが野菜か果物かどころじゃなくて国際問題になりますよね。


さて、これでようやくこの「関税の話」のマクラで入れた、TPPの話に戻ってきました。



次回はこの関税の種類についてお話させていただく予定です。




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[2014/01/27 14:06] | 通関業・基本 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
■KAUぞうの通関業・輸出入手続きの情報|国際物流と正月休みのお話
いまさらですが、皆様あけましておめでとうございます。


今年はカレンダーの並びが良く、長いお休みをとれた方も多いのではないでしょうか。


大変嬉しくはあるものの、長い休みはその前後がバタバタして大変ですよね。

国際物流にかかわる仕事にとっても年末年始などの長い休みはなかなか厄介です。

今日はちょっと関税の話を離れて、国際物流と正月休みの話をします。

決して年明けのブログ更新が遅れたことや、いまだに本題の原稿ができていないことの言い訳ではありません。多分ほんとです。


今年は12月28日の土曜日から、1月5日の日曜日までお休みのところが多かったんじゃないでしょうか。

税関や通関業者、コンテナを運ぶ運送業者なども、この期間は基本的にお休みでした。

ところがこの間も船は容赦なく到着します。
船からコンテナを降ろす作業はやっていますんで、どんどん岸壁にコンテナが積みあがります。

そして1月6日月曜日・・・。
ご想像通り港の混雑は大変なことになってました。

ようやく落ち着いて来たと思ったら成人の日の3連休。
そのすぐ先には、さらに混雑に輪をかける「旧正月」というやつが待っています。


ご存じの方も多いと思いますが、中国・ベトナムでは太陽暦の1月1日よりも、旧暦の「旧正月」の方が「本当の正月」で大きなお休みです。

何年も前になりますが、中国人のお客様のところに新年のご挨拶に伺ったら、お話の中でなぜか
「来年の抱負」みたいなことをしきりに話されるんです。

その時はひたすら「?」だったんですが、中国人お客様にとっては、その時まだ「年末」だったんですね。



ここのところチャイナ プラス ワンとかで、製造拠点の東南アジアへの移転なども言われているものの、まだまだ「世界の工場」である中国。

なによりも近いため、注文から納品まで、ものすごくタイトなスケジュールで日本との間でモノが動いている中国。



この中国の生産や出荷が、ほぼ丸2週間は止まります。


先日ある中国の製造業の工場長さんのお話を伺う機会がありました。

この期間、通常の2倍、3倍の賃金を払うからと言っても、従業員の皆さんは断って出身地に帰ってしまうとのこと。

みんな、目いっぱいお土産を買いこんで帰って行くそうです。

それに中国は広いので、働きに出ている都市から、家族・親戚のいる出身地に戻るだけで3日かかったりもするそうで、そう考えると2週間くらいは休んじゃいますよね。


この旧正月、日本では「節分」にあたる頃を中心に毎年微妙に前後しまして、今年は1月31日。

さて、そうなるともうお分かりの通り、旧正月前にその休みの間の分も含めて貨物がドッと来ます。


旧正月に入ると、貨物がピタッと止まります。


旧正月が明けると、また貨物がドッと来ます。


今年は特に4月からの消費税の増税がありますので、3月末までの販売に間に合うようにと、
旧正月明けからはどれくらいの貨物が駆け込みで動くか、ちょっと恐ろしいくらいです。

それよりも恐ろしいのが、4月増税後の貨物の動きですが・・・。


そんなこんなで、年末ドタバタ、年明けバタバタ、旧正月前バタバタと、とにかくドタバタな日が続くKAUぞうです。



もししばらくブログの更新が無いようでしたら、「ああ、KAUぞうはきっといまドタバタの最中なんだな」と、
やさしーい気持ちでで見守ってやって下さい。


次回は本編の「関税の話」をお届けする予定です。




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[2014/01/20 14:55] | 時事ご案内 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
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